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2024.01.31
2回目の「B コーポレーション」認証取得

ヴァローナは、2020年1月に「B コーポレーション(Certified B Corporation®)」(以下「B Corp」)認証を取得しました。この厳しい認証を2023年12月に再取得できたことを誇りに思っています。「B Corp」は、世界中の最も倫理的な企業を、経済的、社会的、環境的なパフォーマンスにおいて平等に評価するものです。

この認証の取得が意味するのは、生産者や従業員、お客さま、そしてチョコレートを愛する皆さまと共に、ポジティブな影響を与えるビジネスを共創する決意を体現するヴァローナのCSRコミットメントが認められたということです。

 

B Corp」:ポジティブな影響を与える企業コミュニティ

「B Corp」認証は、「公正でサステナブルなカカオ産業」と「美味しく、持続可能なガストロノミーの世界」を創造するために長年行ってきたヴァローナの活動やコミットメントが評価されたものです。また、「B Corp」は全ての従業員が日々の業務の中で、サステナビリティ活動を実践するための指針にもなっています。

「B Corp」の一員になるということは、世界で最も倫理的な意識の高い企業のコミュニティの一員になるということであり、包括的で、公平かつ再生可能な経済を目指す世界的動向に参加していることを意味します。現在、世界中で約6,900社が「B Corp」認証を取得しており、その内の約300社がフランスの企業です。

認証を取得するためには、ガバナンス、従業員、顧客、地域社会、環境の5つの分野で、社会的、環境的、法的責任や透明性などのとても高い基準を満たすことが求められます。

 

長い共同プロセスの集大成

この認証の再取得は、ヴァローナの従業員全員の協力のもと実現できました。1年以上に及び、35人の従業員が再取得に向けて、325の審査項目に返答し、エビデンスを提供、3日間の実地監査に参加しました。この長く、厳しいプロセスは、「B Corp」認証を取得したい企業が増えると共に年々基準が厳しくなってきています。これは、企業が日々向上し、障害を乗り越え、自身に挑戦し続けていくことを奨励することを目的としているからです。2回目の認証を取得できたことにより、ヴァローナは、生産者、従業員、お客さまとチョコレートを愛する皆さまと、ポジティブな影響を与えるビジネスモデルを共創するという決意を明確に表すことができました。

「B Corp」認証を取得するということは、世界のトップを目指すのではなく、世界にとってベストを尽くす存在になることを目的とした企業組織が起こすという企業の集団の動向に参加するということを意味します。

 

私たちのコミットメントの確かな証拠

「B Corp」認証は、企業の「目標」ではなく、「活動」を評価します。ヴァローナで行った活動は以下です。

●活動1 長期的なパートナーシップ

ヴァローナの99.8%のカカオ豆は、平均8年以上の長期パートナーシップを締結した生産者から調達しています。長期的なパートナーシップにより、カカオ生産者に保障を与えることが可能です。ヴァローナでは、パートナー生産者とそれぞれの状況に合わせた合意条件によって長期的なパートナーシップを結んでおり、固定価格での購入や最低購入量の保障、さらには無利子での資金を提供しています。このような条件は、カカオ産業では当たり前ではない、安定した収入をカカオ生産者にもたらし、将来に向けて前向きに取り組めることを手助けします。

活動2 生態系の保全と再生

ヴァローナではさまざまな生態系の保全と再生に関する活動を行っています。ヴァローナ連帯基金では、ハイチにて52ヘクタールの農園を再生予定、ドミニカ共和国ではアグロフォレストリーを活用して9ヘクタールの土地を開発、ペルーではカカオ固有種「グラン・ブランコ」を30年以上に渡り保護しています。これらの活動は、環境を保全するだけでなく、ヴァローナのカカオ生産者の収入を確保し向上することで生活環境を改善し、より公正でサステナブルなカカオ産業を創造しています。 

●活動3 温室効果ガスの削減

2013年から2022年の間で、ヴァローナはチョコレート工場から排出される温室効果ガスを49%削減しました。これは2,574トンのCO2(二酸化炭素)で、660人の乗客がパリと東京を往復する量に相当します。そして、これは始まりにすぎません。ヴァローナの気候に関わるプランの一部として、世界的なネットゼロ達成に向けて、2030年までに直接及び間接排出量を50%削減することを目標にしています。

●活動4 「グレンヌ・ドゥ・パティシエ」プログラム

ヴァローナ財団の「グレンヌ・ドゥ・パティシエ」プログラムにより、155人の若者が天職を見つけることができました。「グレンヌ・ドゥ・パティシエ」プログラムは、職についていない若者に、パティシエの見習いとして指導者を探す手助けするというプログラムです。2017年から2022年の間で314人の若者がこのプログラムに参加し、トレーニングに参加した155人が飲食業界で就職しました。次世代にバトンをつないでいくこの活動は、新しい才能を見出し、業界に新しい風を吹き込みます。

●活動5 経営における男女平等

ヴァローナでは、50%以上の管理職が女性です。フランスでは33%、その他各国では20~40%という数字を比較すると、より男女平等な環境を作り出せていることを誇りに思っています。また、2022年には、従業員の構成が女性:430人と男性:428人とほぼ完全に等分されていました。ヴァローナでは、才能に性別は関係ありません。

※数値は2022年度CSRレポート発行時点

 

また、「ヴァローナ セレクション」として展開している高品質なバニラ製品のブランド「Norohy(ノホイ)」、そして完熟フルーツのおいしさを実感できる、無加糖のフルーツピューレブランド「Adamance(アダマンス)」も、新たに「B Corp」認証を取得しました!そして、エクアドルのチョコレートブランド「República del Cacao(リパブリカ デル カカオ)」は、2回目の認証を取得しました。 

 

Hatsika B Corp」に感化されたレシピ

ヴァローナでは、ガストロノミーの世界を団結し、お客さまにインスピレーションを与え、スイーツ・ガストロノミーの未来を共に描いていくことに情熱を注いでいます。それを体現すべく、「B Corp」の哲学からインスピレーションを得たレシピを作成しました。

このレシピは、パティシエでエコール・ヴァローナの講師でもあるバティスト・シランド※が、原材料の選定から、あらゆる工程において、全て綿密に計画して作り上げたものです。

※2022年、同じくエコール・ヴァローナの講師でパティシエのジェレミー・アスパと共に、フランスの有名テレビ番組、Les Professionnelsのベストパティシエコンテストで優勝しました!

 

TOGETHER, GOOD BECOMES BETTER 共に創ろう、より良い未来を」

ヴァローナでは、私たちのような企業が未来の世界を考え直すのに重要な役割を担っていると考えています。しかし、それは一人でできることではありません。「B Corp」のメンバーと共に活動していくことにより影響をもたらすことができます。

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2023.06.08
【料理通信】ヴァローナ×ガイアフロー CEO対談 記事掲載

チョコレートとウイスキー。美食の世界で出合うことの多い嗜好品の作り手が、それぞれのものづくりへの想いやビジョンについて語り合い、味覚と哲学が響き合う対談が実現いたしました。ヴァローナが築いてきた生産者との長期にわたるパートナーシップとチョコレートの品質との関係性や、ヴァローナが使命としてきた”ガストロノミー”への貢献、そしてサステナビリティの在り方についても触れられています。

下記のURLリンクから是非ご一読ください。
https://r-tsushin.com/feature/movement/valrhona_gaiaflow/

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2023.04.11
ヴァローナ オンライン・ブティック 不具合に関するお詫び 及び 復旧のお知らせ

平素よりヴァローナ オンライン・ブティックをご利用いただき誠にありがとうございます。

2023年3月22日より発生しておりましたシステム障害につきまして、復旧作業が完了し、通常通りご購入可能となっております。

復旧までにお時間を頂き、日頃よりご愛顧を頂いている皆様にご不便、ご迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

今後も再発防止に努めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2023.03.24
ヴァローナ オンライン・ブティック 不具合発生のお知らせ(復旧済)

平素よりヴァローナ オンライン・ブティックをご利用いただき誠にありがとうございます。

現在、ヴァローナ オンライン・ブティックにてシステム不具合が発生しており、サイトの表示、及びご注文の確認ができない状況になっております。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

3月23日正午以降にご注文をいただいたお客様がいらっしゃいましたら、お手数をおかけして誠に申し訳ございませんが、下記にてご連絡をいただけますと幸甚です。

※恐れ入りますが、ご注文番号を明記いただけますようお願いいたします。

https://www.valrhona.co.jp/contact/

 

また、決済処理の関係上、お電話やメールでのご注文を承ることができません。

ただいま至急確認を行っておりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。